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2021年10月9日 保健医療分野におけるAI 研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト 第一回合同シンポジウムを開催しました

2021.10.20.

活動報告

令和2 年11 月に文部科学省「保健医療分野におけるAI 研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト」がAI-MAILs ( 名古屋大学、岐阜大学、名古屋工業大学、名城大学) 及びClinical AI(東北大学、北海道大学、岡山大学) の2つの拠点で開始されましたが、この2拠点合同でのシンポジウムが10月9日に開催されました。

 

AI-MAILs は名古屋・中京圏を舞台とした医療AI の展開、Clinical AI は札幌- 仙台- 岡山と地方都市を列島縦断で繋いだ形での医療AI を推進するものです。それぞれ地理的なフィールドは異なれど、医療AI は実践性が肝要とのことから、ともにデザイン思考型開発手法を重視し、それを教育研究プロセスに取り入れるなど共通点も多々見られます。高度医療AI人材の育成拠点は現在この2か所のみが存在していますが、互いに切磋琢磨しつつAI技術による医療現場の課題解決の端緒を多くの方々と共有したいという観点から、今回の拠点合同シンポジウムが実現しました。

 

本シンポジウムの開会にあたり、文部科学省文部科学省高等教育局医学教育課 伊藤史恵課長、またそれぞれの拠点より、名古屋大学 門松健治医学科長、東北大学 大野英男総長からご挨拶をいただきました。続いて行われた各拠点のプログラム紹介では、Clinical AIの主幹校である東北大学冨永悌二副学長より、コンセプトや教育プログラムの概要、体制等についてご説明いただきました。 また研究機関・連携企業のプロジェクト報告では、AI-MAILsと Clinical AIの主幹校・連携校や協力企業の方々から成果や取組についてご発表いただきましたが、本学のパートナー企業としてご協力いただいているH&H CONNECT取締役 佐古卓人先生からは、「医療データ活用とバベルの塔 ~薬剤師アントレプレナーの立場から~」と題して、医療データの活用とその課題についてお話いただきました。プログラム後半では、シンポジウム形式で拠点大学院生による研究計画の発表も行われ、活発なディスカッションが行われるなど、充実した内容の会となりました。

 

最後は、本学の大学院医歯薬学総合研究科長 伊達勲先生より「本日の両拠点の発表で多くの情報を共有できたことは、本プロジェクトの今後に非常に寄与するものだと思う。また、拠点大学院生の発表内容を聞いて、今後医療のあらゆる分野にAIが応用されることが確信できた。若い力に今後期待していきたい」とご挨拶をいただき、盛会裏に閉会しました。

 

 

H&H CONNECT取締役 佐古卓人様による取組発表

 

 

 

 

岡山大学医歯薬学総合研究科長 伊達 勲 先生の閉会ご挨拶

 

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