お知らせ
2021年3月15日 岡山大学Society5.0シンポジウム「越境する人工知能 ~Society5.0テクノロジーの展開と可能性~」を開催
2021.06.01.
活動報告
本学は3月15日、岡山大学Society5.0シンポジウム「越境する人工知能 ~Society5.0テクノロジーの展開と可能性~」をオンラインで開催し、学生・教職員、一般の方など約350人が参加しました。
このシンポジウムは、本学及び連携企業で行われている異分野融合型のAI・データサイエンス研究の事例について紹介することを目的として、本プロジェクトと、岡山大学寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」、 「おかやまAI・セキュアIoT共創コンソーシアム(OASIS)」、「岡山大学サイバーフィジカル情報応用研究コア(Cypher)」の4者共催で開催されました。
シンポジウムでは、岡山大学病院腎臓・糖尿病・内分泌内科の喜多村真治講師が「医療AI研究の展開~腎臓領域を中心に~」と題し、AI(人工知能)による糖尿病性腎症の自動判断ツールの開発について講演。続けて、本学経済学部卒業生でもある株式会社オーディオストックの西尾周一郎代表取締役社長が「ビジネスにおけるAI活用の可能性」をテーマに、同社をはじめ各方面のビジネスで活用されているAI技術について講演くださいました。
Society5.0テクノロジーの活用事例を紹介として、株式会社白獅子の春名義之代表取締役社長は「VRの技術と心理学を応用した研究により火災による死者を“ゼロ”に」、岡山大学学術研究院教育学域の小川容子教授は「音楽教師の視線の使い方」、自然生命科学研究支援センターゲノム・プロテオーム解析部門の樹下成信助教は「人工知能による粒子の取捨選択と立体モデル構築」と題し、発表をくださいました。
チャットメッセージを活用して、活発な質疑応答も行われたほか、本プロジェクトで整備したGPGPUについてもCypherの馬場謙介教授と本プロジェクトの堀圭介准教授より紹介があり、今後のGPGPUを用いた教育研究への応用に関してアナウンスを行うとともに、聴衆の関心をひきました。閉会にあたり、那須保友研究担当理事・副学長から「学問分野や組織の枠を超える『越境』によってSociety5.0テクノロジーの研究開発をおよび 、携わる人材の育成を加速してゆきたい」といった内容の挨拶をいただき、盛会裏に閉会しました。
◆共催組織◆
・おかやまIoT・AI・セキュリティ講座 https://isec.ec.okayama-u.ac.jp/oias/
・おかやまAI・セキュアIoT共創コンソーシアム(OASIS) https://oasis.okayama-u.ac.jp/
・サイバーフィジカル情報応用研究コア(Cypher) https://cypher.okayama-u.ac.jp/